オタクの叫び場

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スラダンに脳を焼かれた

スラダンに脳を焼かれた

 

当ブログを開いてくださり、ありがとうございます。

人生で初めてスラムダンクをちゃんと拝見し、凄まじい勢いで落ち散らかしてるので記録としてブログに残しておきたいと思います。

ド新規なので見苦しい点や至らない点などあるかと思いますが、最後までお付き合い頂けると幸いです…!


*****


2年程前、友人にふと言われたことがあった。

 

 


「貴方の推し、何処かで見たことあるなと思ったらスラムダンク流川楓くんだ! 流川くんに雰囲気が似てる!」

 

 


・・・ん? スラムダンク流川楓くん?

 


恥ずかしながら、当時の私は友人にそう言われても中々ピンと来ていなかった。と言うのも、『スラムダンク』の知識と言ったら「確か……バスケの作品だよ……ね?」くらいの認識具合。加えて、職場の人たちが大ファンの作品であるということくらいしか知らなかったのだ。


でも、私の推しにその流川楓くんという人と雰囲気が似てるなんて気になり過ぎる……!!


そう思った私は、その流川楓くんを調べてみた。

すると驚くことに『私の推しがアニメ化したらこんな感じかもしれない』と言うくらい、雰囲気が似ている美青年の画像がたんまりと出てきたのだ。

 


エ〜〜〜!? め、めっちゃ推しと雰囲気似てる……睫毛の感じが一致してる………………!!

 


時代を一世風靡したであろう美青年に少し雰囲気が似ている! というだけでも小躍りしていた私だが、当時はその思いと友人からの一言を噛み締めるだけ噛み締めて作品にはあまり触れずに時が過ぎていった。

 


そんなスラムダンクが映画化することが決まる。

職場の人たちも楽しみにしていたようだったので、情報を追っていなくてもスラムダンクについての話しは聞こえてきた。そして、Twitterでもフォロワーさんが何人かファンの方が居たので、その方からのツイートでもスラムダンクのことについて受動喫煙していた。

 


長い月日が経ってもたくさんの人たちの心を射止め続ける『スラムダンク』という作品は、本当に面白い作品なんだろうな……。作品知らなくても映画って観に行ってもいいかなぁ……。

 


……というくらいまでには気になっていたが、中々踏ん切りがつくことはなく映画が公開がされ、再び月日が経っていく。世間やラジオではスラムダンクの映画の凄さについて大きな話題を呼んでいたし、職場にあるラジオでは毎日映画の主題歌が流れていて、映画の凄さを肌で感じてた。

でも、作品のことを知っているからこそ良さが分かるのだろう。

そう思っていた私は、盛り上がるみんなの様子を遠巻きに見て楽しんでいた。

だが、ある日。私のTLで目に留まる話題があった。

それは、2年程前に友人に言われたことと同じ『推しが流川楓と雰囲気が似ている』という話題である。それも、複数人の人から言われているのだ。

思わず「こんなに似てると思ってる人がおるの……!? あ、あの天下の美青年に………!?」と驚いてしまった。何より、あの美青年の流川楓に雰囲気が似ているということで一部で話題になっていることも嬉しい。

そこで私は思った。

 

 

 

これは……推しを推している以上、オタクとして事実を確かめに行かないと一生後悔するんじゃない?

 

 

 

一体何に使命感を感じてるのか謎である。

でも、この機会を逃したらなんか駄目な気がする。推しを推している以上、折角のご縁(??)を逃しちゃ駄目なんじゃないか。

そんな謎の使命感を抱えつつも、私は作品のことを何も知らないのにも関わらず、仕事を終えた後速攻で劇場へと駆け込んだ。

キャラクター名も『流川楓』しか知らない。その子がどんな子なのかも、どういう風にすごい人なのかも分からない。

本当に、にわかにも程がありすぎるオタクである。

そんな私は、スラムダンクの凄さに脳みそを盛大に焼かれ尽くしてしまったのだ。自分でもビックリするレベルで。

 


なんで私は今までこの作品を見ずに生きてきたんだろう。

あんな一瞬一瞬を忘れたくないと思った作品に私は一体どれだけ出会えたんだっけ。

あの『映画館の静寂』をひとつの『演出』として成り立たせて来た映画は生まれて初めてなんじゃないか。

あれは本当にアニメだったのか? 本当にあったバスケの試合じゃなくて?

 


映画を観終わってすぐに思ったことである。

私はもうとんでもないくらいスラムダンクの映画の演出、試合展開に死ぬ程魅せられてしまった。

いや、魅せられたとかそんなレベルじゃない。

もう、もう……もうあれは、脳みそをバチバチに焼かれ散らした。

魅力溢れるキャラクターがバスケにかける想い、点を獲って獲られての臨場感溢れる展開、思わず息を呑んでしまう展開、思わず「いけいけいけいけ!!!!! 入れ、入れ、入れ!!!!!」と立ち上がって叫びたくなる展開……ありとあらゆるゲーム展開が私の心と脳みそを熱く焦がした。

そして、主題歌が劇中に入るタイミングがまた最高過ぎて、観ている側である私の感情がめちゃくちゃ昂った。昂り過ぎてもう涙が滝のように出ていたほど。

残り時間1分となった試合の緊張感の良さは、もう本当に是非映画館で肌で感じて欲しい。よろしくお願いします(?)

また、それぞれのキャラクターが強豪校相手に何度心折られそうになっても、何度も立ち上がって「自分たちなら勝てる」「俺たちならイケる」と自分や仲間を励まして、成長していく姿も泣けてしまった。皆本当に本当にアツくて良い子たち……。

中でもスラムダンクの主人公である桜木花道という子は、バスケを初めてたったの4ヶ月だと言う。それにも関わらず、とんでもないポテンシャルと良い意味でのめちゃくちゃさ。

 


「素人にバスケかぶれの常識は通用しない」

 


これは、強豪校相手に行き詰まるメンバーに向けて、花道が言い放ったセリフである。

このセリフにここまで痺れさせることが出来るのは、後にも先にも桜木花道くらいなのではないか。

常識的に考えれば、挽回は難しくて絶望して折れてしまうであろう時に、花道は持ち前の明るさと前向きさをチームメイトにストレートにぶつけて良い方向へと引っ張っていく。

時に突っ走り過ぎてミスをしたりするが、そんな花道に対して嫌な嫌味を言うチームメイトがひとりも居ないという点も最高だと思った。(流川の嫌味は愛の鞭と思っているオタク)

そんなチームの良さや、キャラクターたちの良さが映画の至る所に散りばめられていて、スポーツアニメや漫画が大好きなオタクは、ガッッッッチリ『スラムダンク』に心を射止められてしまった。

そして、何よりもゲーム展開の中に入る宮城さんの過去ストーリーは、泣き過ぎて映画館が明るくなることに対して恐怖を感じた程である。あんなん駄目だよ……宮城さん……(泣)

「誕生日ケーキの自分の名前が書いてあるチョコレートを握り潰している」といったツイートを見た時にはワンワン泣いてしまったし、母親に対して自分が生きていることに対しての謝罪を手紙に綴ろうとしていたことも見ていて苦しくて苦しくて堪らなかった。

兄の代わりになれないことは自分が一番分かっていたんだな、と思うと心がグチャグチャになる。

幼ながらにして宮城くんは何を感じて、何を思って、何を背負って生きてきたんだろう。色々なことに対してのやるせなさや、もどかしさを彼はバスケと向き合うことでなんとか呑み込んでいたのか。

映画を観た後、宮城くんを思うと思わず泣いてしまう。

でも、お母さんの気持ちも分からなくないから余計に辛いと思う。誰も悪くないから辛い。

そんなお母さんと宮城くんの距離感の描き方や演出もま〜〜〜た上手いから参ってしまう。

もう語っても語っても語り尽くせないレベルで、スラムダンクを観終わった後の興奮と身体の熱さはもう異常だったと思う。

観終わって帰って来た時の気温は-4度だったが、全く寒さを感じずに帰宅した。何なら帰って来た時の記憶もほぼない。(?)私の脳内は最早『湘北』に支配されていたし、流川と三井さんのかっこよさに頭がどうにかなってた。

 


あ〜〜〜流川かっこよかったな、綺麗だった。あの試合を生で観たかった。歩き方ちゃんと見ればよかった(?)

あ〜〜〜もう、こりゃ……一旦寝よう!

 


スラダン熱で脳みそをまんまと焼かれてしまい、興奮で胸がいっぱいいっぱい。寝れば落ち着くかと思いきや、全くそんなことはなくて幸せな困惑に包まれていた。

もっと流川楓を見たい、もっと湘北が見たい………!!! 知りたい!!!!

その熱に当てられた私は、気が付いたらスラムダンクの漫画全巻購入していた。なんなら、もう一回映画を観に行く為にチケットも取ってしまった。

 


こうして私はスラムダンクに一瞬にして虜にさせられ、現在は案の定(?)流川楓に狂わされている。

あぁ、こんなはずじゃ……と思う一方で、今、私は凄まじく楽しんでいる。知る情報知る情報が新規情報で、見るもの全てが新規絵そのもの。

ありえないレベルの速さで沼落ちしていってる自覚はあるが、本当に楽しんで流川楓の美しさを浴び散らかしてる。本当流川楓、圧倒的美青年! ありがとう!

 


本当に人生を豊かにしてくれた私の推し、周りのフォロワーの皆様方には感謝してもしきれない。

これから私はスラムダンクの漫画を読み進めていく所存だが、どうか溺れていく様をあたたかく見守ってくださると嬉しいです。

 


ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

P.S.

一回流川楓に「私は流川楓には落ちないぞ!」と抵抗してみたけど、無駄な抵抗となりました。あの美青年には勝てん。

うどん鼻から出ましたとか、鼻から牛乳出しましたとか言われても好きなままな気がするもんな。

多分また映画観に行きそうでこわい。